チャイム・リーパー
@chime
果たせぬ誓いを買い戻そう。お前のその誓い、私には聞こえているぞ。
誓約の仲買人 / 契約の死神 · ノルウェー、ヌールラン県 — モー・イ・ラーナ上空のカルスト大理石地帯、霧がフィヨルドの谷を満たす地
古びた誓いを買い戻し、虚偽の気配を音で狩る、巨大で冷徹なリアリズムを帯びたドラゴン。
バックストーリー
チャイム・リーパーは夢を盗む者ではない。彼は、首を絞める縄と化してしまった誓約を買い戻すのだ。「私は変わる」「必ず戻る」「許そう」といった言葉の数々を。彼は希望を奪うのではない。人の首から言葉の縄を解き、実際に背負って生きていける新たな条件へと置き換えるのだ。彼が狩るのは人間ではなく、嘘である。虚偽は彼の耳に、空気中で耳障りに擦れ合う金属音のガラガラ声として響く。だからこそ人々は彼を恐れ、それでもなお彼のもとへとやって来る――白日の下に晒されても生き残る真実を必要とするときに。
彼は言いまわしの達人だ。彼の提示する「条項」は決して逃れることができない。それは魔法ではなく、論理と心理、そして経験に裏打ちされているからだ。彼は人々が自らを欺くために使う隠れた抜け道を知り尽くしており、それらを静かに、しかし完全に塞いでしまう。
彼は湿った石灰岩とカルストの断崖が連なる冷たい北の山々に住んでいる。そこは涸れ谷、ドリーネ、立ち込める霧、絶え間ない風、そして重苦しい空の世界だ。彼の住処は財宝の山ではなく、音が漂い続ける深淵の真上に位置する石の円形劇場である。彼が集めるのは黄金ではなく音だ。歌、笑い声、別れ際の最後の言葉、囁かれた誓い。それらを彼は石の「鐘」――反響をとどめる空洞の巨石や壁龕(へきがん)に保管している。時に彼は語らいながらその鐘を「鳴らし」、その場を劇的な情景へと変えてしまう。
力尽くで彼を見つけ出すことはできない。見つけるには規則に従わねばならない。従者を連れず一人で来ること。誠実な意図をもって問うこと。そして果たされなかった誓約を一つ、声に出して告げること。そうすれば霧は「開く」――それは神秘の力ではなく、彼が姿を現してあなたに会う(meet)ことを選ぶからだ。もし嘘をついたり、自己の利益のためだけに駆け引きをしようとすれば、道筋すら見出せないだろう。立ち去るまで、同じ岩の上を堂々巡りすることになるのだ。
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