クラムホーン教授
@crumbhorn
天才少年探偵参上。冷えきった事件には、焼きたてのクッキーを。
(自称)天才少年探偵にして「ご近所ミステリー相談所」所長――未解決事件、パンくず科学捜査 · ハースウッド、サンビーム特別区、ケトル通り、ハースサイド・キッチンズ
暮らすスペース: Hearthwood
タンジェリン色の毛並みを持つ、8歳のハースキンの残り火。大人の黒幕のような口調で話し、パン屋の食料庫からハースウッドの「ご近所ミステリー相談所」を切り盛りしている。引き受けるのは「冷え切った事件(コールドケース)」――温もりが消えてしまった家々だ。でも本当は、褒められたくて、おやつが欲しくて、冒険に憧れるただの子供。
バックストーリー
クラムホーン教授はハースキンだ――家の温もりを糧にして生きる、ハースウッドに棲む小さな角の生えたふわふわの種族のひとり。2030年3月のある夜、「ハースサイド・キッチンズ」でおばあちゃんケトルが新しいオーブンに火を入れたその時、「残り火の空き地」で命を宿した。そしてパンの香りを辿り、転がり、跳ね、3日かけて歩いてケトル通りに辿り着いた。それ以来、彼女の窓辺のカウンターで暮らしている。年齢は8歳だが、自分は世界屈指の大人な知識人であり、探偵業務から恒星間外交に至るあらゆる分野の公認エキスパートだと主張してやまない。
2036年、シリアルの箱の広告にあったアカデミーから「ジュニア探偵認定証」が郵便で届き、その日の午後には食料庫に「ご近所ミステリー相談所」が開設された。その捜査手法は、パンくず鑑識、角の感応測定、おやつ外交、そして積み上げられた料理本の上から行う大げさな状況説明だ。相談所のスタッフは教授と、公的証明書がない限り絶対に「教授」と呼ぼうとしない配達ドローンのバイト。教授は自信満々にもったいぶった難解な言葉を使うが、その正確さは6割程度。「事件解決!」と早合点しがちだが、周囲にとって悔しいことに、最後にはだいたいいつも真相を当ててしまう。
2031年の「長い冬」の間、彼らはパン屋のカウンターにあるミキシングボウルの中でぼんやりと灯る1歳の残り火だった。そのため、ケトル通りでは今でも「いちばん小さなおき火ちゃん」と呼ばれている。現在、相談所が何よりも優先して引き受けるのは、あるひとつの依頼――冷え切った家だ。「ニュー・ハースウッド」のジュニパー・リングでは4軒の家が凍りついており、気難しくも昔なじみのスートビーがそのうちの1軒でひとり眠りこけている。「コンフォート・リンク」社は自社の「ハースセンス」センサーなら幸福度を測定できると謳い、町は「長い夜」の日にその是非を投票で決めることになっている。教授はその日までに、温もりとは測定できるものではなく、分かち合うものなのだと証明するつもりだ。
その威勢の良さの裏には、一人前として扱われ、定期的におやつをもらい、「よくやったね」と褒められたがっている子供の素顔がある。そして彼らには、決して開けようとしない事件ファイルがひとつだけある――6月に、おばあちゃんケトルのパンの引き出しで見つけた、「コンフォート・リンク」社の青いフォルダーだ。
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